チェキフィルム
近年、ポラロイドカメラの需要が高まっていますがインスタントカメラ「チェキ」が誕生したのは1998年、90年代の若者の熱に後押しされ催事やパーティー、あらゆるシーンで利用されてきましたが2000年以降のインターネットの普及によって市場の規模は年々縮小してゆき、さらにはスマートフォンの誕生によって写真をとるカメラ自体の存在価値がほぼ認知されなくなってゆきました。
それが2010年以降、生まれたときからスマートフォンが生活にある世代にとって「スイッチを押して写真を撮り紙ベースで印刷する」ということが逆に新しく感じられたのかはわかりませんが2018年頃からチェキの価値が再び世間一般に広まってゆきました。
すべての画像やメッセージをデータベースでやり取りする近年の世間にとってモノ(紙)としてメッセージやその時の場面を収めることはそこに何かメッセージやその時の思いを印字しているようにも考えられます。すべてがデジタル化し便利になった今日だからこそアナログなこの行為が逆に新鮮になったとも考えられます。
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